梅調味廃液処理施設 太陽浄化センター「梅の郷」

トリプルAでお応えします

  • 環境に安心
  • 安心な技術
  • 安価な処理

南高梅のブランド化の一翼を担います

食品に対するブランド化や生産者の可視化が進む昨今、使用する肥料や農薬そして生産過程から出る廃棄物の処理までにも関心がもたれる時代となりました。梅干と言えば、紀州産南高梅。それは梅で、品質が日本一番だからです。南高梅の品種は、和歌山県のみなべが発祥の地です。
和歌山県で栽培され、梅干、梅酒、梅エキス、梅菓子、梅ジュース等、梅素材を活かして、たくさんの商品になって日本中はもちろん世界でも好評です。和歌山県の地域ブランドに認定されています。

調味梅干の生産過程からでる廃液を多くは産業廃棄物として地域外で処理してきました。
その調味廃液を「地元で処理をしたい」の声を受け、上富田町市ノ瀬に「太陽浄化センター梅の郷」を建設することになりました。
当施設では「環境に安全」「安心な技術」「安価な処理」のトリプルAをモットーに調味液を継続的に受け入れることが出来ます。
そして南高梅のブランド化の一翼を担う施設になることを祈念するものであります。
当事業の推進にあたりご指導、ご協力、また格別のご理解を賜りました和歌山県、上富田町,小山地区をはじめ富田川漁業組合、清水川水利組合の関係者の皆様に対し心より感謝申し上げ着工のご挨拶といたします。

特殊技術の導入で「安心」「安価」を実現

梅の調味廃液は高塩分、高濃度であるため、一般的な生物処理(標準活性汚泥法等)では極めて広大な施設が必要でしたが、当処理施設では、研究開発した特殊微生物(好塩菌)により、塩濃度の問題を解決すると共に、微生物が活動しやすい環境を構築する事で、高効率処理を可能に。安心と安価を同時に実現いたしました。

  • 貯留槽

    調味廃液は各社・各生産者及び調味廃液の種類で異なるとことが予想されますので、当設備にて調味廃液を混ぜ合わせ、水質を平準的にすると共に、定量ポンプで一定量を後段の処理設備に供給する事で、処理の安定化を図っています。

  • 中 和

    調味廃液はクエン酸の影響から低pHであると想定されます。
    この調味廃液を特殊技術にて生物処理に適したpH域まで中和します。

  • 担体流動

    微生物をその住処となる担体に定着させ、槽内を十分な風量で曝気・攪拌することで担体を流動させます。
    これにより微生物と有機物とが接触し、微生物により有機物を分解・除去します。

  • 膜分離

    ネットスクリーンで除去できない細かな混入物と、生物処理により発生する活性汚泥を、安定的に除去する必要があります。
    当設備では槽内に設置した液中膜の微細孔(0.4μm)を利用して、活性汚泥を槽内に留めると共に清澄な処理水を生成します。

  • 放 流

    放流前に水質の監視を行い、水質(放流基準)に問題がないことを確認し、河川へ放流します。

脱臭装置

生物処理による特有の発酵臭対策として、脱臭装置を設置。臭気の原因となる物質をトラップし除去します。

汚泥処理

排水処理により発生する汚泥は脱水処理後、汚泥ケーキとして排出。
路盤材、コンポストなどに再利用いたします。

梅の調味液処理に関するお問い合わせはコチラ

太陽浄化センター TEL:0739-48-8810

梅の郷へのアクセス

【太陽浄化センター 梅の郷】
〒649-2107 和歌山県西牟婁郡上富田町市ノ瀬1477
 TEL:0739-48-8810 FAX:0739-48-8820

  • 市ノ瀬橋を北から南へ渡ります。

  • 市ノ瀬橋を渡り、川沿いに左折します。

  • 川沿いを約300メートルほど進むと小さな橋がありますので、渡ってすぐ右折。
    約200メートル程走ると右手に「太陽浄化センター 梅の郷」がございます。